【完】狼王~全国一の暴走族とわたし~
「ほんとにやめて!痛いです‼」


掴んでいる腕を離そうとするがビクともせず。


「ちょっと!良い加減にしなさいよ!」


莉央が怒り出すと


「まぁまぁ莉央ちゃんもいこーよ!」


他の先輩が莉央の肩を掴んで歩き出す。


どうしよう。と思ったその時、


「あの、先輩方。うちのクラスの前でやめてくれません?」


そう言ったのは、黒のスーツに茶色の髪を綺麗にセットした男の人だった。
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