【完】狼王~全国一の暴走族とわたし~
「は?なんで?乗る意味がわか「いいから乗れ」


面倒くさくなった俺は雨宮美怜の話を最後まで聞かず早く乗れと催促した。


そしたら黙って後ろに乗った。


こいつ…意外と素直だな。


そんなことを思いながら、ヘルメットが1つしかないため俺のを被せた。


そしたら、


「いいよ!そしたらあんたが危ないじゃん」


なんてヘルメットを返そうとしながら俺の心配をしてきた。


「いーから、被っとけ。しっかり掴まっとけよ。落ちたくなけりゃ。」


どれが本当の雨宮美怜なのかこの時俺はわからなくなっていた。


エンジンをふかし、バイクを発進させた。


雨宮美怜が落ちないように少しスピードを落としながら、マンションに向かった。


〜蓮司side end〜
< 33 / 440 >

この作品をシェア

pagetop