【完】狼王~全国一の暴走族とわたし~
あははっと苦笑いすると、


「美怜、んなとこいねぇでこっちこい」


と蓮に手招きされた。


「あ、うんっ」


そう言って座るとこを探していると、蓮が自分の座っている一人がけソファーの肘掛をポンポンしてきた。


あ、はいはい。そこに座れってことですね。


私はそこに座るために近寄ろうとしたら、咲歩さんと麻耶さんから視線を感じた。


ちらっと見てみるとギロっと睨まれた。


うっわぁ〜…あからさまにしなくても。


それでも私は知らないふりをして座った。
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