【完】狼王~全国一の暴走族とわたし~
「ごめっ……んっ…!ごめんなさいっ…龍平…こんな私を…信じてくれてありがとっ……

うっ…ひっ…」


泣いている私を優しく抱きしめてくれた。


「それとな?裏切られたって言ってた奴らに…

美怜はそんな奴じゃないって…皆を裏切ることなんてしないって。

長く一緒にいたあんたたちが1番よくわかってるでしょ?!って…

夏奈が言ったんだよ。」


夏奈ちゃんっ……ありがとう…。


「私入るっ!

それと……皆に謝りたい!」


そう決心した私に笑った龍平は再び手を握って倉庫の扉を開けた。

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