【完】狼王~全国一の暴走族とわたし~
「あっ!嫌じゃないよ?!寧ろ嬉しい!!

あ、狼王の倉庫に行けるから嬉しいとかじゃなくて、…

んと、えっと……皆に認めてもらえたからって言うか…

何て言えば良いんだろ~

皆と近くなれたって言うか…

こんな私でも…って言うか…ん~」


良い言葉が見つからず一人で唸っていると、周りからクスクスと笑う声が聞こえた。


不思議に思い皆を見ると、笑われていた。


「ひ、ひどいよ皆~…一生懸命考えてたのに。」


少し拗ねるように言うと、


「わりぃ(笑)…必死なお前が可愛くてつい…

分かってるから、美怜の言いたいこと。」


そう言って蓮は私の頭を撫でてくれた。
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