【完】狼王~全国一の暴走族とわたし~
「美怜。俺らはお前の過去を知らない。
けど、俺見たんだ。
お前の寝室にあった写真立て。
お前と一緒に写ってんのって……如月龍平ーキサラギリュウヘイーじゃないか?
それと…お前の腕にあった痣。
たぶん……それだけじゃねぇだろ?
お前は何を抱えてる?
何に怯えてる?
なんであいつを知ってるんだ?
教えてくれ……お前を守りたい。」
蓮は私を真っ直ぐに漆黒の瞳で見つめてきた。
けど、俺見たんだ。
お前の寝室にあった写真立て。
お前と一緒に写ってんのって……如月龍平ーキサラギリュウヘイーじゃないか?
それと…お前の腕にあった痣。
たぶん……それだけじゃねぇだろ?
お前は何を抱えてる?
何に怯えてる?
なんであいつを知ってるんだ?
教えてくれ……お前を守りたい。」
蓮は私を真っ直ぐに漆黒の瞳で見つめてきた。