【完】狼王~全国一の暴走族とわたし~
―――バンッ


「どうして?!……あんなことするのよ!!!」


思い切り彼に向かって叫んだ。


「美怜が悪いんだよ…?分かってるでしょ?」


彼は鋭い瞳で言った。


「お願いだから……高校を卒業するまで干渉しないで。

そのあとは好きにしていいから。

お願い。

それと……何処か遠いところに、引っ越したい。」


と、頼んでみた。


「わかった。これ以上美怜に嫌われたくないから。

約束するよ。高校を卒業するまでは干渉しない。

でも、卒業したら僕の好きにするよ。いいね?

途中で逃げようなんて考えないでね?


僕何するかわかんないから。」



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