笑ってくれますように



「……いたっ……」



「我慢しろ。」




し……染みる。



瀬越は保健室に入るなり、私の指を洗って消毒を始めた。




「自分でも出来るし。」



「どうせ、お前は気にせずにほっとくだろ。」



確かにそうかもしれないけど……



もしかして、心配してくれてるのかな?




「……そうかもしれないけど、別に瀬越がしてくれなくても良かったし。」



「うるさいツンツン娘。」




ツンツン娘……?



意味がわからない。



「まぁでも……」



「なんだよ。」



「わざわざ心配してくれてありがとう……///」




< 115 / 197 >

この作品をシェア

pagetop