笑ってくれますように
「……いたっ……」
「我慢しろ。」
し……染みる。
瀬越は保健室に入るなり、私の指を洗って消毒を始めた。
「自分でも出来るし。」
「どうせ、お前は気にせずにほっとくだろ。」
確かにそうかもしれないけど……
もしかして、心配してくれてるのかな?
「……そうかもしれないけど、別に瀬越がしてくれなくても良かったし。」
「うるさいツンツン娘。」
ツンツン娘……?
意味がわからない。
「まぁでも……」
「なんだよ。」
「わざわざ心配してくれてありがとう……///」