笑ってくれますように
「どうせなら甘さが控えめなガトーショコラとか作るよ!」
「えーっ!難易度高いよ!」
文句を言うみちるを無視して、私たちはチョコを作った。
「出来たーーっ!」
「うん。完成。」
結構いい出来に満足する。
「さて、あとは切り分けて包装するだけだね。」
「うん!莉乃のお陰で今年は豪華だよーっ!」
みちるに感謝されながら、私たちは包装に取り掛かる。
「あとは明日を待つだけだね。
忘れちゃダメだよ!」
「それは、みちるが気おつけることでしょ?」
2人で顔を見合わせて笑った。
明日、瀬越が笑って受け取ってくれますように……
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