笑ってくれますように
夏の勉強合宿 2日目
気付けば朝。
朝に弱い私は、ぼーっとしながら着替えて、1階の食堂に向かう。
7:00〜8:00が朝食時間。
特に席が決まってないから、みちると一緒に適当に座った。
「莉乃、それしか食べないの?」
「……ん。」
呆れ気味のみちるの前にはうどんがドンと置かれている。
合宿の朝食はバイキングだ。
ちなみに私はサラダとオレンジジュースのみ。
「隣いいかな?」
横を見ると、近江くんがいた。
「んー……どーぞどーぞ。」
ぼーっとしながら返事をする。
「くすっ……朝、弱いんだ?」
近江くんは笑いながら、隣に座った。