笑ってくれますように
「莉乃ーーっ?
あ、こんなとこにいた。
早く行かないとお風呂混んじゃうよ?」
どうやらみちるが遅い私が気になって来たみたい。
「……2人とも見つめ合ってなにしてんの…?」
「な、何でもないよっ!
そうだねお風呂だね!
うん行こう行こう!!」
私はその場から逃げた。
あれって遠回しに告白してるよね?!
あー、やっちゃった!
もう、瀬越とまともに話せないよ。
「あーーっ!!」
「え?!なんで絶叫するのーーっ」
みちるの声を無視して、私は部屋に突っ走った。