笑ってくれますように
「なに?」
『海行こうっ海海っ!!』
………ばか?
私もみちるも、進学する予定なんだよ?
しかもエスカレートじゃなくて、付属じゃない他の大学。
「そんな暇あるかーーっ!!」
『うぇっ?!』
突然叫んだ私に、戸惑い気味のみちる。
「悪いけど、私は大学に行きたいから、パスするよ。
航平くんとでもいってきなよ。」
私は、みちるのおバカなお誘いを嫌味を込めて断った。
受験生が夏休みに遊ぶってなに考えてるんだ。
そもそも私の行きたい大学は、ただでさえレベルが高いのに……
今の私の学力じゃあ受からないのですよ。