笑ってくれますように



耳元で喋られ、ゾクゾクする。




そのまま、瀬越は私の首から鎖骨へと下がり顔を埋めた。




チクッ




「ん……いたっ。」




な、に?!




「ん。意外にもハッキリ付くもんなんだな。」



「何が……?」



「キスマーク。」




はぁっ?!



ちょっと待てぃっ



彼女でもないのに何でキスマークなんか付けられてるの私?!




「なにしてくれちゃってんの!」




慌ててスタッフルームにあった鏡を見る。




………本当にハッキリと付いてるよ。



ビキニだから丸見えだし。




「パーカー貸してやるよ。」



差し出される、瀬越のであろうパーカー。




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