ロング・ディスタンス
食事の後、二人は浜辺に降りた。
目の前には青緑色のきれいな海が広がっている。
ところどころ、ウェットスーツ姿のサーファーたちが波に乗っている姿が見える。
中に砂が入ってくるので、太一は履いているモカシンを脱いだ。まくったパンツの裾から、引き締まった長いふくらはぎがのぞいている。
栞は思わず目を奪われた。
こんなふうに明るい陽の下で誰かと歩くなんて、栞にはとても不思議な感じがする。
二人はしばらく歩いてから、流木の上に腰を下ろした。
目の前には青緑色のきれいな海が広がっている。
ところどころ、ウェットスーツ姿のサーファーたちが波に乗っている姿が見える。
中に砂が入ってくるので、太一は履いているモカシンを脱いだ。まくったパンツの裾から、引き締まった長いふくらはぎがのぞいている。
栞は思わず目を奪われた。
こんなふうに明るい陽の下で誰かと歩くなんて、栞にはとても不思議な感じがする。
二人はしばらく歩いてから、流木の上に腰を下ろした。