特別番外編・暗闇の鎌・中国人ストーカー
 次の通勤の日。


また、何気なくドアを見る。今日も空いてる車内なのに、人が映りこんでいた。


――あ。 この前見た人だ。どこの駅で降りているんだろう?


私が降りる場所と同じように、一番前が近いのかな?


この日、消し去られていた記憶が蘇った。

あの中国人だと。
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