ヘビロテ躁鬱女
「冗談でこんなこと言えないつーの!!!! はぁ~」
グラスの中身をくるくると回転させる。ルビー色で綺麗な赤……
この美しい飲み物を飲めば飲むほど、どす黒く心が染まった。
「新庄さんと付き合ってみようかなぁ~!!!! はぁ~」
次々と溜め息がもれる。愚痴を聞いてる二人の気持ちなんて考えられなくなっていく。
酔いが回り、愚かさを曝け出し、幸せが逃げていくみたいだった。
「し、新庄! 付き合うって、なんの話だよ?」
「輝さん……狂子が新庄さんに告白されたんだって。飲み会の帰りに」
「だって、あいつ。彼女がいるじゃん!」
グラスの中身をくるくると回転させる。ルビー色で綺麗な赤……
この美しい飲み物を飲めば飲むほど、どす黒く心が染まった。
「新庄さんと付き合ってみようかなぁ~!!!! はぁ~」
次々と溜め息がもれる。愚痴を聞いてる二人の気持ちなんて考えられなくなっていく。
酔いが回り、愚かさを曝け出し、幸せが逃げていくみたいだった。
「し、新庄! 付き合うって、なんの話だよ?」
「輝さん……狂子が新庄さんに告白されたんだって。飲み会の帰りに」
「だって、あいつ。彼女がいるじゃん!」