ヘビロテ躁鬱女
 ――まさか、これって!?


「仕方ないんだ。お前の子供が欲しかったんだ。いや、お前を手に入れたかったんだよ。

なぁ? ……俺たち付き合おう」


衝撃的だった。鈍器で頭を殴られた気分だった。


体のパーツが崩れ落ちるみたいだった。


壊れそうになる感情を必死に耐え、洋服を身に着けた。


「こ、こんなことって……」


頭をそっと横溝は撫でた。まるで猫をかわいがるみたいに。
< 175 / 417 >

この作品をシェア

pagetop