ヘビロテ躁鬱女
 乱れた髪の毛の隙間から見えたのは、勝気な男の土下座姿だった。


まさか、この男が謝るなんて……!


両手を突いて背中を丸くしてる。


小刻みに揺れる体。


自らの持つ、プライドと葛藤しているんだろうか。


「まだ付き合ったばかりだし、もっと俺を見てよ。ずっと好きだった!」
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