ヘビロテ躁鬱女
 「私には分かる。あんた、プライドが高いもの……

自分のことを好きだった鉄平を取られて悔しいんだわ?

どうでもいいけど、店長のことは何も言わないで。私が言いたいのはそれだけ。

貴方と違って私は、好きな人を簡単に手放さない。軽い気持ちで愛しているんじゃないの」


鈍器で頭を殴られた錯覚に落ちた。


まさか、この女からそんな言葉が出るなんて……!
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