ヘビロテ躁鬱女
「店長と愛子って、なにか関係があるの?」


焼き鳥の串を皿に置き、小雪さんは、ふと言った。まるで試されているかのようだった。


「それって怪しいってことですか? 

この前の飲み会の時に、店長と愛子は二人で帰ったことがありましたけど。

笑えるのが狂子は新庄さんに送ってもらったんだよねー」


「嘘! また狂子、悪い酔いしちゃったんだ?」


「……面目ない」


小声で呟き、唇を尖らした。


「狂子も新庄さんから告白されたことだし、もしかしたら愛子もあったかもね?」
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