ヘビロテ躁鬱女
「……お幸せか。

ねぇ、その痣、もしかして輝さんにやられたの? まるで昔の私みたい――ライバルと思っていたけど、拍子抜けだね。じゃ、後よろしく」


どこが? お互い暴力振るう男に当たっただけじゃない。私は貴方のように傲慢ではないわ。


――ライバルだと思っていたんだ。


なんで私を? 意味が分らない。私なんて、なにも無い人間なのに。


飲み会どうしよう。いつもなら衣舞が側にいてくれたのに……


飲み会の席で仲直り出来るかな……


「いらっしゃいませー! ご新規2名様、お次6名様お入りになりまーす!」
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