ヘビロテ躁鬱女
「取り合えずぅ~中生2つ!」


「かしこまりました」


注文内容をハンディに打ち込み、笑顔を作り下がる。今日のドリンク係りは、鉄平だった。


ハンディで打ち込んだ情報は厨房とドリンクコーナーへ、レシートに表示されて流れる仕組みになっている。


鉄平のもとへ行こうとすると森園が近寄ってきた。


「森園です。宜しくでぇーす! 見ていました、私に是非任せて貰えませんか!」


「初めまして手毬狂子です。 宜しく……新庄さんもいるから平気だと思いますよ。

新庄さーん、運ばせてみても良いかな?」


「自分から動いているんだから、断るはずがないでしょう?」
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