ヘビロテ躁鬱女
「うわーダブルベットじゃん! ドキドキしちゃう! ……ベットに転がした途端に寝息が聞こえてきたね? くすくすっ 寝顔も可愛い」


「うん……そうだね。起こしてみる? 寝ていたら意味がないよね」


大の字に眠る輝の横に、衣舞はちょこんとベットに腰を掛けた。バックはカーペットの上に置き、目だけは輝を離さなかった。


「この家って広いよね……隣にも部屋があったような気がしたけど?」


「そうだ、あるよ? 隣はシングルベットがあったなぁ……昔出て行ったお兄さんの物かも?」



「そうなんだ……ねぇ……これから狂子は、そっちの部屋に住めばいいんじゃない?」


「え!」
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