ヘビロテ躁鬱女
「狂子さん、いないと思ったら、まだ着替えていなかったんですか!
みんな一番奥の座敷で、賄いを食べ始めていますよ! 軽く食べて早く飲みに行きましょうよ~」
「ごめん、ごめん鉄平。今行くから」
半袖で赤のチェックのワイシャツを着た、ラフな鉄平が呼びに来た。
――そうだった飲み会だった……家に帰りたくないから、助かった……。お酒を飲めばきっと、森園さんとも仲良く慣れるよね……。
厨房を隔てた、通路の奥にある更衣室へと向かった。
更衣室とはいっても、男女区別がある訳でも無く、2畳分くらいの小さなスペースだった。バックや洋服も白い棚に乱雑に置かれている。
――相変わらず狭い! 紺のハッピ着て、前掛けするだけだから、しょうがないかぁ。
みんな一番奥の座敷で、賄いを食べ始めていますよ! 軽く食べて早く飲みに行きましょうよ~」
「ごめん、ごめん鉄平。今行くから」
半袖で赤のチェックのワイシャツを着た、ラフな鉄平が呼びに来た。
――そうだった飲み会だった……家に帰りたくないから、助かった……。お酒を飲めばきっと、森園さんとも仲良く慣れるよね……。
厨房を隔てた、通路の奥にある更衣室へと向かった。
更衣室とはいっても、男女区別がある訳でも無く、2畳分くらいの小さなスペースだった。バックや洋服も白い棚に乱雑に置かれている。
――相変わらず狭い! 紺のハッピ着て、前掛けするだけだから、しょうがないかぁ。