ヘビロテ躁鬱女
「関田店長も焼酎好きなんですか? ウーロン茶で良いですかぁ? 私、作りますよ」


二重瞼の瞳を大きくさせ、瞬きを必要以上にパチクリさせていた。


「森園、頼むよ。俺もウーロンハイが好みなんだ」


「分かりましたぁ~!」


急に、忙しくなく動く愛子。


こっそりと背後では、ボトルが2本とウーロン茶のピッチャー大、氷の入れ物、2つづつが届いた。


「1つ誰の?」


「俺の。俺もウーロンハイが一番好きなんだ。ついでに作ってよ」


私の問いに酔っ払った横溝が答える。


――なんであんたのお酒を、私が作らなきゃいけないのよ!
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