ヘビロテ躁鬱女
――もう! なんでこうなるのよ! ストレス発散どころか頭がクラクラしてくるわよ!
テレビ画面に流れる文字達を見つめ、ワインを一気飲みしてはまた注いだ。
「狂子、お前凄い飲めるんだなぁ! 赤ワインって飲んだことないんだけど美味しいの?」
輝が笑いながら話し掛けてきた。
「美味しいですよ。飲みますか?」
無表情で言葉を返した。
「ちょっと待って、グラスの中身を空けちゃうから!」
笑顔でそういうと、ぐいっと飲み干し、空のグラスをこちらに向けた。
なにこいつ……いつもと全然違うじゃん。にっこりしちゃってさぁ――。
ワインを注ぎ、ボトルをテーブルにガンッと強めに置いた。どうせ音がうるさいし、周りには聞こえないと思ったからだ。
輝への面倒くさいよ、それ。というアピールのつもりだった。
テレビ画面に流れる文字達を見つめ、ワインを一気飲みしてはまた注いだ。
「狂子、お前凄い飲めるんだなぁ! 赤ワインって飲んだことないんだけど美味しいの?」
輝が笑いながら話し掛けてきた。
「美味しいですよ。飲みますか?」
無表情で言葉を返した。
「ちょっと待って、グラスの中身を空けちゃうから!」
笑顔でそういうと、ぐいっと飲み干し、空のグラスをこちらに向けた。
なにこいつ……いつもと全然違うじゃん。にっこりしちゃってさぁ――。
ワインを注ぎ、ボトルをテーブルにガンッと強めに置いた。どうせ音がうるさいし、周りには聞こえないと思ったからだ。
輝への面倒くさいよ、それ。というアピールのつもりだった。