ヘビロテ躁鬱女
「相談? ……じゃあ、愛子ってどう思った?」


空気をぶち壊すように思い切って聞いた。はっきり言って、いちかばちかの思惑だった。


「愛子? う~ん。まだこれからだしなぁ。顔は可愛いと思うよ? 仕事も出来るし良いんじゃないか?」


聞いたのが間違え。男はそう答えるに決まっている……。


「驚いたのは店長にあまりにも親密に接するってことくらいかな。俺はあんな女は、ちょっとな……」


意外だった。


惑わされ、脳みそに霧がかかっているのかと思っていた。


「私、嫌われてるみたい……なんでかな」


小声で言った。


まだ自分なりに半信半疑でもあったからだ。
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