【完】結婚からはじまる恋《2》
「でも、誰にも訊かれたくない内緒話だ・・・」



「私も同じです…」



「そう」




「私のマンションに来て頂けますか?」



「いいよ」



帝さんは舗道を降りて、右手を挙げてタクシーを呼んだ。




「ナビはお願いね…」



「はい」



帝さんは柔らかい穏やかな微笑みを投げる。



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