【完】結婚からはじまる恋《2》
私は帝さんに遺言状の話をした。
「…へぇーっ…やはり開封していたのか・・・」
「帝さんは知っていたんですか?」
「俺は全然…ノータッチだけど…言っていいかな?ボスの話した『健康食品部』の不採算部門だって言うのは嘘だ…『ラピス』は不良債権なんて持っていない。
君から金を騙し取る架空の話だ…まぁ…債務超過でもできる会社分割の方法に沿ったやり方だ。通常はグループ内で貸し倒れる前提で子会社には貸付できないが…別の前提をもってすれば、商業上…問題なくできる。でも、それよりも…それが架空だと言うコトが問題だ」
「私は騙された??」
「…ボスは有能な弁護士だ…法の抜け穴だって熟知している」
「…」
「…君から騙し取ったお金を自分の借金返済と新たな株式投資に使うつもりだな」
「…へぇーっ…やはり開封していたのか・・・」
「帝さんは知っていたんですか?」
「俺は全然…ノータッチだけど…言っていいかな?ボスの話した『健康食品部』の不採算部門だって言うのは嘘だ…『ラピス』は不良債権なんて持っていない。
君から金を騙し取る架空の話だ…まぁ…債務超過でもできる会社分割の方法に沿ったやり方だ。通常はグループ内で貸し倒れる前提で子会社には貸付できないが…別の前提をもってすれば、商業上…問題なくできる。でも、それよりも…それが架空だと言うコトが問題だ」
「私は騙された??」
「…ボスは有能な弁護士だ…法の抜け穴だって熟知している」
「…」
「…君から騙し取ったお金を自分の借金返済と新たな株式投資に使うつもりだな」