【完】結婚からはじまる恋《2》
「…深幸…お前と一緒にマンションに入っていった男の顔…どこかで見たコトがあると思ったら…」




「頼?」



「高井田帝だ!!」




「社長…早くしないと…飛行機の発着時間に遅れます…」



玄関先でモタモタする頼に堰を切らせて優也さんが入ってきて、左腕を掴んだ。



「おいっ!?お前…俺の留守中に高井田を入れるなっ!!」




「え、あ・・・でも・・・」



「夫である俺の命令だ!」


< 133 / 213 >

この作品をシェア

pagetop