【完】結婚からはじまる恋《2》
「…こいつは妻夫木准…君を付けていた男だ…」



「すいません…まさか・・・帝さんの知り合いだったなんて…俺は優也の友人で…優也に頼まれて…君をずっと見張ってました」




「優也さんの友人…ですか?」



「…君を付けていた男が俺の知り合いで良かった…しかし、神宮寺社長の秘書がお前を雇って…尾行させていたのはおかしな話だな…」




「詳しい事情は知らないけど…」



「やはり…秘書も神宮寺家の遺産に目が眩んだのか…」




「優也は別に遺産目当てではないと思います」



「じゃあ~何だ?」



「それは分かりません…」

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