【完】結婚からはじまる恋《2》
* * *

「妻夫木…どう言うつもりだ!!?」



帝さんの命令で妻夫木さんは優也さんを麻縄で柱に縛りつける。



「すまない・・・帝さんには大きな借りがあって…お前が素直にすべてを話したら解放してくれるらしい」




私は帝さんの傷を手当てを施す。


上半身は痣だらけ。


「シップ臭いなぁ・・・」



帝さんはシップの匂いに鼻を摘まむ。




「本当にありがとうございます・・・」



「…君の旦那様にちゃんと俺が有能な弁護士だってアピールしてくれよ」



「はい」


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