【完】結婚からはじまる恋《2》
「そうだな…検討するよ」



俺はソファを立って、緩めたネクタイを結び直す。



「俺は親戚連中を集めて…当主として遺産相続の話をする」



「しかし、49日の法要は?」
優也は俺を制した。


「49日過ぎてるし…とっくに遺言状は開封されてる…妻を危険に晒されて…黙っていられるか!!」




別に遺産なんて…要らない…


俺と妻の深幸が平穏無事に過ごせればーーー・・・



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