【完】結婚からはじまる恋《2》
俺は屋敷に親戚連中と大江弁護士を呼びつけた。
俺以外…みんな…じぃちゃんの遺言状を見ていた…
「最悪だな…当主なんて名ばかりか・・・」
俺は呆れ果てて何も言えず、じぃちゃんの愛用していた肘掛椅子に座り込み項垂れる。
「…頼・・・」
「…故人の遺言を破った場合…そこに示された相続権は剥奪されるコトは皆さんご存知ですよね」
俺の代わりに高井田がみんなに話し掛ける。
香芝副社長も無言…
大勢の人間が居るのに…みんな…押し黙っていた。
俺以外…みんな…じぃちゃんの遺言状を見ていた…
「最悪だな…当主なんて名ばかりか・・・」
俺は呆れ果てて何も言えず、じぃちゃんの愛用していた肘掛椅子に座り込み項垂れる。
「…頼・・・」
「…故人の遺言を破った場合…そこに示された相続権は剥奪されるコトは皆さんご存知ですよね」
俺の代わりに高井田がみんなに話し掛ける。
香芝副社長も無言…
大勢の人間が居るのに…みんな…押し黙っていた。