【完】結婚からはじまる恋《２》

「さすがは弁護士…誘導するのが上手い…」



頼が帝さんを褒める。



「…此処だけの話だけど…恋華ちゃん…喉を痛めてるらしい」




「大変…」



「…近く…休みをとって…入院するらしい」




「どうして頼がそんなコト知ってるの？」



「…ウチの会社関係の仕事を最近良くしてるから」




「…へぇーっ。チャンスじゃないか・・・優ちゃん…女は弱ってる時に甘い囁きと優しさを与えたらコロッといっちまう。よりを戻すチャンスだ！！」



「…俺は…」



「心配じゃないのか？」



「心配…だけど・・・」


「なら、一度…会ってあげて…優也さん」



「奥様まで…」