【完】結婚からはじまる恋《2》
手術の日。
俺は会社を休ませてもらった。
北海道から美愛ちゃんも飛んできた。
「頼…これ」
「これは?」
深幸がデジタルビデオカメラを撮影している俺に手紙を渡した。
「…もし、私に万が一のコトがあれば…読んで欲しい…」
「え、縁起でもないコト…」
「…何があるか…分からないでしょ?だから、頼にはしっかりして欲しいの」
「深幸…」
深幸は双子を産む決心した時から死を覚悟していた。
俺は会社を休ませてもらった。
北海道から美愛ちゃんも飛んできた。
「頼…これ」
「これは?」
深幸がデジタルビデオカメラを撮影している俺に手紙を渡した。
「…もし、私に万が一のコトがあれば…読んで欲しい…」
「え、縁起でもないコト…」
「…何があるか…分からないでしょ?だから、頼にはしっかりして欲しいの」
「深幸…」
深幸は双子を産む決心した時から死を覚悟していた。