【完】結婚からはじまる恋《２》

私は頼の言う通り…いつでも出れるように支度をする。



社長夫人らしく普段は着ないブランド物のスーツをクローゼットから取り出す。


結婚して半年ーーー・・・



季節は桜の咲く春を迎える。


近くの公園の桜の蕾はまだ、固いけど。
確実に春の気配はそばまで来ていた。




私は頼が買ってくれた淡いブルーのスーツに身を包んだ。