【完】結婚からはじまる恋《2》
仕事中に不謹慎だと思うけど…



ちょっぴり嬉しい…



「お前を連れて来て良かった…だっておしゃれしたお前の姿を見れるから…」


頼は私の耳許で囁き続け、握っていた手の握り方を変える。



頼の骨ばった長い指が私の指と絡み合う。



…私の大好きな恋人繋ぎになったーーー・・・




「この繋ぎ方はお気に召さないか?」


「ううん」


「…今夜は…一緒に…どこかで食べようか?」



「でも、仕事は??」



「……明日からまた、頑張る…今日は休息だ」



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