【完】結婚からはじまる恋《2》
撮影の合間の休憩。



「…あの…深幸ちゃん」



恋華さんが神妙な顔で私の前に来た。



「何ですか?」



「二人だけで…お話したいんだけど…ダメ?」



「え、あ」



私は頼を見る。




「別にいいよ。俺も監督と話するし」



「じゃあ~遠慮なく…深幸ちゃんをお借りします」




私たちはスタジオを出て、控室に入った。



「私に話って何ですか?」


< 31 / 213 >

この作品をシェア

pagetop