【完】結婚からはじまる恋《2》
「それは・・・その…あのね・・・」


恋華さんは歯切れの悪い感じに口を動かす。




「…どうしたんですか?相談ゴトですか?」




「…優也にこれを渡して…」



「えっ!?」


恋華さんはバックの中から手紙を出してきた。



「…優也とどうしても話がしたいの。優也が芸能界…引退してしまったのは私のせいで・・・」



「え、あ・・・」



突然、恋華さんの口から出た衝撃の言葉。


私はどう返せばいいのか…戸惑い口を噤んでしまった。


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