【完】結婚からはじまる恋《2》
彼の心臓の鼓動を子守唄にして眠りに付いた。


そして朝を迎える…



私は眠る頼を尻目にベットから出た。




彼の大好きなオムレツを作る為にーーー・・・



頼は私と同じでオムレツは半熟が好みらしい。


他にも色々と私と同じ味の料理を好んだ。




私は気怠い身体でキッチンに立つ。




「おはようございます。奥様…」



「え、あ…優也さん」




彼は下の階に部屋を借りて住む晃さんの代わりに新しく秘書となった人。



亡き前社長の執事・近藤さんのお孫さん。




近藤優也(コンドウユウヤ)さん。


元は俳優らしい。











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