【完】結婚からはじまる恋《2》
「!!?」



頼が眩暈を起こした私の前にやってきた。




いきなり、私の膝裏に両手を差し込み、横抱きして抱き上げる。



頼は優也さんの前で私をお姫様抱っこした。




「ま、待って…恥ずかしい!!」



「いいから…おとなしく俺に抱かれていろっ!」



「でも・・・」




「俺は深幸を医務室に連れていく…幹部たちには少し遅れると伝えてくれ…優也」





「わかりました…」




「私は別に…」



「もし、駅のプラットホームで眩暈を起こして誤って線路に落ちて電車に轢かれたらどうする?」




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