【完】春紫苑





その一言で私の中で何かが壊れた。





「いい加減にしてよっ!!!!」







突然の私の大声に一斉に視線が注がれる。



その視線はどれも、戸惑いと驚きを隠せずにいた。







「将光が何をしたって言うのよ!将光は将光でしょ!なのに、何なのよ!!!みんな酷いよ、最低っ!!!!」






悔しかった。


そして、とてつもなく申し訳なかった。











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