【完】春紫苑





「美琴、おっはよ」






後ろからパタパタと廊下を走る足音と共に朝から元気な声が聞こえた。


ほんといつでも、元気だよね。





「おはよ、流」





振り返って挨拶をしようと思ったら……





「今日の一時間目何?」





もう、私の隣にいました。

なんてスピード………。





「何であっても流は授業受けないんだから関係なくない?」





あなた、いつも寝てるじゃないですか。










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