【完】春紫苑





「え、将光?」



「そこに、将ちゃんいるの、いないのっ!?」





突然、捲し立てられて戸惑う。

将光って…




「いや、一緒じゃないけど…」




さっきまでは一緒だった…と言おうとしたら




「探して、将ちゃん、探して!」



「探してって…」



「良いから探して、早くっ!」





そう言うと流は一方的に電話を切ってしまった。













< 369 / 474 >

この作品をシェア

pagetop