【完】春紫苑
第六章 闇の先にあるもの





ねぇ、将光。



あれは、貴方の優しさから来たものだって分かるよ。


分かる、分かるけど。









あんな風に全てを知るのは、あまりにも残酷すぎたよ。



知り方も、真実も全てが大きすぎて、私には到底、抱えきれなかった。









私は貴方から直接、聞きたかった。













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