【完】春紫苑





でも、駿のせいでということを信じられない以上に私は、警察なんて信用してなかった。


話すべきか迷っていたら




「こちらです」




と言われ、隣同士の将光と流の病室から三つほど離れた部屋に私は入った。


そんな私を待っていたのは一緒にきた若い刑事さんとは違ってベテランでいかにも、怖そう。




「ここに、座っていただけますか?」





すっかりビビっている私に若い刑事さんが椅子を指差した。









< 443 / 474 >

この作品をシェア

pagetop