【完】春紫苑





「はい…」




言われるがままに座る。


ジッと私に注がれる視線。


慣れないというか、何だか嫌。



何も言われずにただ、見つめられると何だか

自分が疑われてるような気がする。




思わず彼らを見る目付きが険しくなる。



そんな私に気付いたからなのか



「私、東警察の安住と申します」




若い方がにこやかに挨拶をした。




「よろしく…お願いします」






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