【完】春紫苑
「それってプロポーズ…?」
「好きなように受けとれば?それで返事は?」
ちょっと睨んだように見つめるのは、照れてるから。
赤い顔、隠しきれてないよ?
返事はってわかってるくせに…
「喜んでっ!」
そう言って私は将光に抱きついた。
「うわって」焦ったような声をあげる将光がたまらなく愛しい。
「お墓の前でプロポーズってどうなの?」
と流に聞かれると「う…」と更に焦った声がして。
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