【完】春紫苑





「いい加減にしろっっ!」







このままじゃらちが明かない、そう思ったのだろう。


流が城野さんを突き飛ばした。


机へとぶっ飛ぶ城野さん。






「キャッ………!!!」







確かに飛んだ、城野さんは。


………私の腕を離さずに。



勿論、私の体も机へとぶっ飛ぶ……


はずだった。






「美琴っっ!!!」







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